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国際比較でみる中国経済 ~世界経済における中国の立ち位置の変化と今後の方向性
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<要旨>
1. 文化大革命などで長らく停滞していた中国経済は、1978年以降の改革開放政策で高成長軌道に乗り、2010年には日本を抜いて世界第2位の経済大国へ、経済的な豊かさを示す一人あたりGDPでみても、2011年には世界でほぼ中央値へと順位を上げ、先行して発展したタイに追いついた。
2. 経済発展に伴ってインフラ整備も進んできた。インフラは鉄道、道路、港湾、発電所、通信施設、学校、病院、上下水道、公営住宅など様々だが、本稿では、「交通」、「エネルギー」、「通信」、「教育」、「科学技術」、「農業」、「都市」、「ビジネス」の8つに分類した上で、国際比較を試みている。その結果は下表のとおりである。

3. 諸外国との対比でみると、対先進国では8つの指標全てで遅れているものの、対インドでは8つの指標全てで進んでいる。また、タイとの比較では、中国の現在の投資比率(対GDP比)は、アジア通貨危機前のタイを上回っており、タイの経験と同様な投資比率の急低下を招くリスクがある。
4. 中国のインフラ整備を総括すると以下3点に特徴がある。第一には中国のインフラは「量」的には順調に整備されているが「質」的には改善の余地がある。第二には科学技術に関するインフラが他に先行して整備されている。第三にはビジネスに関するインフラが遅れており今後の懸念点といえる。
(2013年02月25日「ニッセイ景況アンケート」)
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三尾 幸吉郎
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