- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- ジェロントロジー(高齢社会総合研究) >
- 高齢者の医療・介護 >
- 「健康寿命」の伸長には若い頃からの健康改善が重要~2012年「健康寿命」の公表について考える
「健康寿命」の伸長には若い頃からの健康改善が重要~2012年「健康寿命」の公表について考える
保険研究部 准主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子
このレポートの関連カテゴリ
■見出し
1――「健康寿命」は古くから使われているが、認知は低い
2――今回の健康寿命の計算方法は、主観的な健康に着目
3――主観的な「健康」でない状態は年齢ごとに異なる
4――「健康寿命」の認知向上と健康増進を期待したい
■introduction
本年5月から6月にかけて、厚生労働省から2つの「寿命」が公表された。一つはいわゆる「寿命」で、国勢調査による完全生命表と、人口動態調査による簡易生命表をもとに、毎年公表されている。今回は2010年の国勢調査をもとに作成された第21回完全生命表が公表され、平均寿命は男性が79.55歳、女性が86.30歳と、引き続き長寿化が進んでいることを示している。
そして、もう一つは「健康寿命」である。これは、人が健康に生きていられる期間をあらわしており、男性が70.42歳、女性が73.62歳と公表された。厚生労働省が「健康寿命」の具体的数値を公表したのは初めてのことで、「二十一世紀における第二次国民健康づくり運動(以下、「健康日本21(第二次)」とする。)」の基本方針となる「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針(改正案)」の中で示している。
本稿では、「健康寿命」について解説した上で、今回厚生労働省が公表した意味について考えてみたい。
このレポートの関連カテゴリ

03-3512-1783
ソーシャルメディア
新着記事
-
2021年03月01日
世界各国の金融政策・市場動向(2021年2月)-株価は中旬までは上昇したが、下旬に調整 -
2021年03月01日
米個人所得・消費支出(21年1月)-追加経済対策の効果で個人所得は前月比で2桁の増加 -
2021年02月26日
2020年のマンション市場と今後の動向-コロナ禍で高まる需要、今マンションは買うべきなのか -
2021年02月26日
コロナ禍における労働市場の動向-失業率の上昇が限定的にとどまる理由 -
2021年02月26日
フィボナッチ数列について(その2)-フィボナッチ数列はどこで使用されたり、どんな場面に現れてくるのか(自然界)-
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2021年01月21日
News Release
-
2020年10月15日
News Release
-
2020年07月09日
News Release
【「健康寿命」の伸長には若い頃からの健康改善が重要~2012年「健康寿命」の公表について考える】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
「健康寿命」の伸長には若い頃からの健康改善が重要~2012年「健康寿命」の公表について考えるのレポート Topへ