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- 米住宅市場に底入れ観測~住宅着工が大幅増、中古販売も改善
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■見出し
・11月住宅着工件数が大幅な増加:新規住宅着工件数
・11月中古住宅販売戸数は、年率442万戸と1月以来の水準を回復:中古住宅販売の動向
■introduction
雇用と住宅市場は、長らくその回復の遅れが米経済の足かせと言われてきた。最近では、雇用が緩やかながら回復を見せているのに対し、住宅投資は冷え込んだ状態が続いていた。失業率の高止まりを背景とした住宅ローンの延滞も、差し押さえ物件が市場を圧迫する主因の一つとされる。もっとも、年間で1%弱の人口増を続ける米国では、年間百数十万戸に昇る住宅需要があるとされるなど、潜在的な需要が蓄積されているのも事実である。このため、住宅市場がいつ回復するのか、その注目度は高い。11月は、住宅着工が大幅増となり、中古住宅販売も改善を見せるなど、住宅市場にも底入れ観測が出つつある。11月住宅着工が変動の大きい集合住宅に偏り、中古住宅販売でも成約に至らない契約が高率を占めるなど、様々な問題を抱えているのも事実であるが、今後は次第に住宅市場への注目が高まる局面となりそうだ。
(2011年12月22日「経済・金融フラッシュ」)
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