- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- アジア経済 >
- 韓国4-6月期GDP:前期比+0.8%~外需主導、先行きの内需には停滞リスクも
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■見出し
・現状:外需主導の成長
・先行き:内需にリスク
■introduction
韓国銀行(中央銀行)は7月27日、4-6月期の実質国内総生産(GDP)を公表した。前期比(季節調整済)では0.8%の増加となり1-3月期(前期比+1.3%)より成長ペースが鈍化した。前年同期比(原系列)では3.4%の増加であった。
需要別に内訳を見ると、設備投資の伸びが目立つ(前期比+4.0%)。今まで好調であった輸出の恩恵を受け、今期は半導体や自動車の業種において設備投資が進んだとみられる。ただし、輸出自体の成長は鈍化した(純輸出では成長率にマイナス寄与となった)。設備投資以外の内需については、個人消費が前期比+1.0%となり前期の+0.4%より若干加速したものの、建設投資は前期比マイナス0.4%と5四半期連続で減少しており、低迷が続いている。
なお、中央銀行は7月15日に年間の実質GDP成長率の見通しを4.5%から4.3%に引き下げ、消費者物価指数(CPI)上昇率の見通しを3.9%から4.0%に引き上げている。
(2011年07月27日「経済・金融フラッシュ」)
このレポートの関連カテゴリ

03-3512-1818
- 【職歴】
2006年 日本生命保険相互会社入社(資金証券部)
2009年 日本経済研究センターへ派遣
2010年 米国カンファレンスボードへ派遣
2011年 ニッセイ基礎研究所(アジア・新興国経済担当)
2014年 同、米国経済担当
2014年 日本生命保険相互会社(証券管理部)
2020年 ニッセイ基礎研究所
2023年より現職
・SBIR(Small Business Innovation Research)制度に係る内閣府スタートアップ
アドバイザー(2024年4月~)
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会 検定会員
高山 武士のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/09/12 | ECB政策理事会-2会合連続で全会一致の据え置き決定 | 高山 武士 | 経済・金融フラッシュ |
2025/09/12 | 欧州経済見通し-関税合意後も不確実性が残る状況は続く | 高山 武士 | Weekly エコノミスト・レター |
2025/09/11 | ロシアの物価状況(25年8月)-前年比の低下基調が継続、8%台前半に | 高山 武士 | 経済・金融フラッシュ |
2025/09/05 | トランプ関税後の貿易状況(25年9月更新版) | 高山 武士 | 経済・金融フラッシュ |
新着記事
-
2025年09月17日
ふるさと納税「お得競争」の終焉-ポイント還元の廃止で問われる「地域貢献」と「持続可能な制度」のこれから -
2025年09月17日
貿易統計25年8月-関税引き上げの影響が顕在化し、米国向け自動車輸出が数量ベースで大きく落ち込む -
2025年09月17日
「最低賃金上昇×中小企業=成長の好循環」となるか?-中小企業に託す賃上げと成長の好循環の行方 -
2025年09月17日
家計消費の動向(二人以上世帯:~2025年7月)-実質賃金改善下でも「メリハリ消費」継続、娯楽支出は堅調を維持 -
2025年09月16日
インド消費者物価(25年9月)~8月のCPI上昇率は+2.1%に上昇、GST合理化でインフレ見通しは緩和
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年07月01日
News Release
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
【韓国4-6月期GDP:前期比+0.8%~外需主導、先行きの内需には停滞リスクも】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
韓国4-6月期GDP:前期比+0.8%~外需主導、先行きの内需には停滞リスクものレポート Topへ