- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- アジア経済 >
- 台湾、低インフレと利上げ~中央銀行、5回連続の利上げを実施
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■見出し
・インフレと利上げの状況
・台湾のインフレ
・物価抑制スタンスのアピールとしての利上げ
■introduction
台湾中央銀行(CBC)は6月30日に金融政策決定会合を開催し、政策金利である公定歩合を0.125%引き上げて1.875%とすることを発表した。台湾では、金融政策決定会合は四半期ごとに開催されており、中央銀行は2010年6月から連続して5回の利上げを実施したことになる。
世界的な物価高の影響などを受け、アジア新興国の各国はインフレで苦しんでいる。しかし、実は台湾の消費者物価(CPI)はそれほど上昇していない。台湾の5月のCPI上昇率は前年同期比で1.66%と上昇傾向にはあるものの、金融危機前に記録した4%を超える上昇は見られず、アジアNIEsやASEAN4など、他のアジア新興国と比較しても最低水準となっている。
(2011年07月01日「経済・金融フラッシュ」)
このレポートの関連カテゴリ

03-3512-1818
- 【職歴】
2006年 日本生命保険相互会社入社(資金証券部)
2009年 日本経済研究センターへ派遣
2010年 米国カンファレンスボードへ派遣
2011年 ニッセイ基礎研究所(アジア・新興国経済担当)
2014年 同、米国経済担当
2014年 日本生命保険相互会社(証券管理部)
2020年 ニッセイ基礎研究所
2023年より現職
・SBIR(Small Business Innovation Research)制度に係る内閣府スタートアップ
アドバイザー(2024年4月~)
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会 検定会員
高山 武士のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/09/12 | ECB政策理事会-2会合連続で全会一致の据え置き決定 | 高山 武士 | 経済・金融フラッシュ |
2025/09/12 | 欧州経済見通し-関税合意後も不確実性が残る状況は続く | 高山 武士 | Weekly エコノミスト・レター |
2025/09/11 | ロシアの物価状況(25年8月)-前年比の低下基調が継続、8%台前半に | 高山 武士 | 経済・金融フラッシュ |
2025/09/05 | トランプ関税後の貿易状況(25年9月更新版) | 高山 武士 | 経済・金融フラッシュ |
新着記事
-
2025年09月18日
米FOMC(25年9月)-市場予想通り、政策金利を▲0.25%引き下げ。政策金利見通しを下方修正 -
2025年09月18日
保険適用後の不妊治療をめぐる動向~ARTデータとNDBデータの比較 -
2025年09月18日
不動産投資市場動向(2025年上期)~日本市場の取引額は高水準を維持。グローバル市場は回復基調を辿るも依然低調 -
2025年09月18日
資金循環統計(25年4-6月期)~個人金融資産は2239兆円と過去最高を更新、投信・国債・定期預金への資金流入が目立つ -
2025年09月18日
欧州委員会、Googleに制裁金-オンライン広告サービス市場での支配力濫用
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年07月01日
News Release
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
【台湾、低インフレと利上げ~中央銀行、5回連続の利上げを実施】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
台湾、低インフレと利上げ~中央銀行、5回連続の利上げを実施のレポート Topへ