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4月ECB政策理事会:25bpの利上げを実施/ポルトガル、EU・IMFに支援を要請
経済研究部 研究理事 伊藤 さゆり
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■見出し
・事前予告通りの25bpの利上げ、今後については明言せず
・流動性供給は固定金利・金額無制限で継続
・アイルランドのストレステストを歓迎。依存症銀行のための新たな流動性供給方式の決定は見送り
・ポルトガルはEU・IMFの支援要請へ
・危機拡大の兆候はなく、ECBは静観
■introduction
欧州中央銀行(ECB)は7日に4月の政策理事会を開催、先月、事実上予告した通り、政策金利を25bp引き上げ、1.25%とした。声明文は、先月に比べればトーンダウンしたが、利上げの余地があるとの認識とインフレ警戒を示す内容であった。当面、25bpずつ3カ月程度のペースで利上げが実施される可能性が高い。
金融政策と流動性供給は連動しないとの方針どおり、ECBは4~6月期も固定金利・金額無制限で流動性供給を継続することをすでに決めている。検討中のギリシャ、アイルランド、ポルトガルなどのECB資金への「依存症」に対する対策の公表は今月も見送られた。
トリシェ総裁は、ポルトガルに、EU・IMFへの支援要請を勧めたことを認めた。国債買い入れについてはコメントを避けたが、データからはECBが国債市場への介入を行わなかったことがわかる。
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