- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 不動産 >
- 都市計画 >
- 超高齢社会に求められる都市空間構造とは
■目次
1--------はじめに
2--------高齢者の特徴から求められる都市空間の条件と課題
3--------集約型都市空間構造への再編の有効性と政策的論点
4--------高齢者の自立的な生活を支える都市空間形成に向けた事例
5--------おわりに
■introduction
超高齢社会における政策課題とは、そこでいかに幸福に過ごし老いていけるかという人間の根元的なテーマに対するあらゆる分野に係る課題である。これらのひとつとして、「それが実現できる都市空間とはどのようなもので、どのような政策手段によってそのような都市空間を形作ることができるのか。」という課題が挙げられるが、本稿ではジェロントロジーの観点からこれを取り上げることを試みる。
わが国は、今後、これまで世界のどの国も経験したことがない超高齢社会を迎えると予測されており、それを前に、地域社会を持続させ快適な生活を営むことができる都市空間へと今から導いていく必要があると言われている。その一つの概念に集約型都市空間構造(コンパクトシティ)がある。集約型都市空間構造に期待されている点はいくつかあり、超高齢社会への対応もその一つとされて脚光を浴びているところである。
しかし、都市には固有性があり、全ての都市に当てはまる望ましい都市空間構造があり得るのか、それが仮に集約型都市空間構造だとしても、全ての都市において直ちに、そして同様の政策手段によってその実現を図ろうとするのは違うのではないかという疑問が残る。本稿では、このような問題意識から次のような流れで考察を行ったものである。はじめに高齢者の特徴から求められる都市空間の条件と課題について考察し、そこから集約型都市空間構造への再編の有効性と政策的論点を確認した。その上で、既に集約型都市空間構造を目標としている2市の事例を検討した。
このレポートの関連カテゴリ

03-3512-1814
ソーシャルメディア
新着記事
-
2021年02月26日
2020年のマンション市場と今後の動向-コロナ禍で高まる需要、今マンションは買うべきなのか -
2021年02月26日
コロナ禍における労働市場の動向-失業率の上昇が限定的にとどまる理由 -
2021年02月26日
フィボナッチ数列について(その2)-フィボナッチ数列はどこで使用されたり、どんな場面に現れてくるのか(自然界)- -
2021年02月26日
鉱工業生産21年1月-緊急事態宣言下でも製造業の生産活動は底堅い -
2021年02月26日
中国経済の見通し-財政金融で持ち直した後は消費主導へ
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2021年01月21日
News Release
-
2020年10月15日
News Release
-
2020年07月09日
News Release
【超高齢社会に求められる都市空間構造とは】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
超高齢社会に求められる都市空間構造とはのレポート Topへ