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消費者物価(全国10年5月)~コアCPIの下落率は0.3ポイントの縮小
経済研究部 経済調査部長 斎藤 太郎
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■見出し
・コアCPIの下落率は0.3ポイント縮小
・物価下落品目数は3ヵ月連続で増加
・当面前年比▲1%程度の下落が続く公算
■introduction
総務省が6月25日に公表した消費者物価指数によると、5月の消費者物価(全国、生鮮食品を除く総合、以下コアCPI)は前年比▲1.2%となり、下落率は前月から0.3ポイント縮小した。事前の市場予想(ロイター集計:▲1.3%、当社予想は▲1.2%)を上回る結果であった。
食料(酒類除く)及びエネルギーを除く総合は前年比▲1.6%(4月:同▲1.6%)、総合は前年比▲0.9%(4月:同▲1.2%)となった。
コアCPIの内訳を見ると、電気代(4月:前年比▲9.4%→5月:同▲3.8%)、ガス代(4月:前年比▲5.4%→5月:同▲2.8%)の下落幅が縮小し、ガソリン(4月:前年比17.0%→5月:同19.0%)、灯油(4月:前年比19.2%→5月:同25.6%)の上昇幅が拡大したため、エネルギー全体の上昇率が4月の前年比0.6%から同4.8%へと高まった。
食料品(生鮮食品を除く)は前年比▲1.7%(4月:同▲1.6%)と10ヵ月連続で下落し、下落幅は前月よりも若干拡大した。
コアCPI上昇率のうち、エネルギーによる寄与が0.38%(4月は0.05%)、食料品(生鮮食品を除く)が▲0.41%(4月は▲0.38%)、高校授業料が▲0.51%(無償化以外の要因も含む)、その他が▲0.66%(4月は▲0.64%)であった。
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