- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 欧州経済 >
- 12月ECB政策理事会:政策金利据え置き、流動性供給は縮小へ
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■見出し
・レポ金利は7カ月連続で据え置き、流動性供給の段階的縮小を決定
・景気判断は幾分上方修正
・スタッフ経済見通しは回復持続を見込むが、2011年も低成長・低インフレ
・2010年は資金供給をさらに縮小、利上げは急がず
■introduction
欧州中央銀行(ECB)は3日に政策理事会を開催、7カ月連続となる政策金利の据え置きとともに「金融市場の改善により、すべての流動性供給策が必要な訳ではなくなった(声明文)」との判断から、流動性供給策について段階的縮小に動き出すことを決めた。
ユーロシステム(ECBとユーロ導入国の中央銀行)のスタッフによる経済見通しは、2010年の成長率、インフレ見通しがともに上方修正され、2011年にかけての回復を見込む内容ではあったが、低成長・低インフレは続く。周辺国経済の低迷も不安材料である。
2010年には流動性供給の段階的縮小に加え、カバードボンドの買い入れの停止なども予想されるが、政策金利の据え置きは続く見通しだ。
(2009年12月04日「経済・金融フラッシュ」)
このレポートの関連カテゴリ

03-3512-1832
- ・ 1987年 日本興業銀行入行
・ 2001年 ニッセイ基礎研究所入社
・ 2023年7月から現職
・ 2011~2012年度 二松学舎大学非常勤講師
・ 2011~2013年度 獨協大学非常勤講師
・ 2015年度~ 早稲田大学商学学術院非常勤講師
・ 2017年度~ 日本EU学会理事
・ 2017年度~ 日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
・ 2020~2022年度 日本国際フォーラム「米中覇権競争とインド太平洋地経学」、
「欧州政策パネル」メンバー
・ 2022年度~ Discuss Japan編集委員
・ 2023年11月~ ジェトロ情報媒体に対する外部評価委員会委員
・ 2023年11月~ 経済産業省 産業構造審議会 経済産業政策新機軸部会 委員
伊藤 さゆりのレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/03/17 | 欧州経済見通し-緩慢な回復、取り巻く不確実性は大きい | 伊藤 さゆり | Weekly エコノミスト・レター |
2025/03/07 | 始動したトランプ2.0とEU-浮き彫りになった価値共同体の亀裂 | 伊藤 さゆり | 基礎研マンスリー |
2025/01/24 | トランプ2.0とユーロ-ユーロ制度のバージョンアップも課題に | 伊藤 さゆり | Weekly エコノミスト・レター |
2025/01/17 | トランプ2.0とEU-促されるのはEUの分裂か結束か?- | 伊藤 さゆり |
新着記事
-
2025年03月21日
J-REIT市場の動向と収益見通し。財務負担増加が内部成長を上回り、今後5年間で▲7%減益を見込む~シナリオ別のレンジは「▲20%~+10%」となる見通し~ -
2025年03月21日
サステナビリティに関する意識と消費者行動2024(2)-消費者はなぜ動かない?エシカル消費の意識・行動ギャップを生み出す構造的要因 -
2025年03月21日
消費者物価(全国25年2月)-コアCPI上昇率は当面3%前後で推移する見通し -
2025年03月21日
米FOMC(25年3月)-市場予想通り、政策金利を2会合連続で据え置き。4月から量的引締めのペースを緩和 -
2025年03月19日
日銀短観(3月調査)予測~大企業製造業の業況判断DIは2ポイント低下の12と予想、トランプ関税の影響度に注目
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
【12月ECB政策理事会:政策金利据え置き、流動性供給は縮小へ】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
12月ECB政策理事会:政策金利据え置き、流動性供給は縮小へのレポート Topへ