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■見出し
・3月新築住宅販売は急減少、16年半ぶりの低水準と底が見えない状態
・3月中古住宅販売戸数は493万戸と減少も、価格は4ヵ月ぶりの上昇
・3月新規住宅着工・許可件数とも大幅な減少、17年ぶりの低水準に
・2月ケース・シラー(全米20都市)住宅価格指数は、前年比▲12.7%の下落
■introduction
米国では3月の一連の住宅指標が発表されたが、一層の悪化を見せる指標が続き、底打ちの兆しが窺えない。3月新築住宅販売は5ヵ月連続の減少、16年半ぶりの低水準を記録し、中古住宅販売も現行ベースの統計では過去最低水準前後の推移にある。
こうした状況下で住宅建設は一層冷え込み、3月住宅着工件数は年率94.7万戸と100万戸の大台を大きく割り込み17年ぶりの低水準を記録した。2月住宅価格指数も下げ足を速めたが、カリフォルニアを中心とした西海岸の悪化に比べ、北東部・南部の落ち込みが緩やかであるなど地域差が大きいのが特徴となっている。全般、米国の住宅市場は、サブプライム問題による金融・信用市場の混乱の中、不振を強めた状況が続いている。
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土肥原 晋
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