- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 金融・為替 >
- 金融政策 >
- 須田審議委員講演(3/27)~実際に兆候が出てきたら、かなり思い切った措置をとっていく
■見出し
・講演:利上げを意識するのが自然、ただダウンサイドリスクが予想以上に顕在化
・会見:実際に兆候が出てきたら、かなり思い切った措置をとっていく
■introduction
須田審議委員の講演・記者会見が3/27日に行われた(宮崎県金融経済懇談会)。
須田審議委員は、日本経済について「07年度の成長率に関しては潜在成長率以下にまで落ち込まない公算が高まっているが、08年度については、米国経済の成長が予想以上に鈍化していることから日本の輸出への影響が否めないことに加え、生産が横ばいとなる中で改正建築基準法の影響や個人消費の増勢鈍化などもうかがえ、潜在成長率並みのレベルまで下振れる可能性が高まった」との見方を示した。
金融政策運営については「実体経済や物価情勢が堅調のもとで、フォワードルッキングということで、先行きを想定してアグレッシブに緩和政策をとることをやってしまうと、実体経済が悪くなったときにより一層緩和が織り込まれてしまう可能性がある」と指摘し、「ある程度、実際に兆候が出てきたら、そのときにはかなり思い切った措置をとっていくということを市場と共有しておくことが大事だ」と述べた。
(2008年03月31日「経済・金融フラッシュ」)
このレポートの関連カテゴリ
03-3512-1837
- ・ 1992年 :日本生命保険相互会社
・ 1995年 :ニッセイ基礎研究所へ
・ 2021年から現職
・ 早稲田大学・政治経済学部(2004年度~2006年度・2008年度)、上智大学・経済学部(2006年度~2014年度)非常勤講師を兼務
・ 2015年 参議院予算委員会調査室 客員調査員
矢嶋 康次のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2024/10/21 | 日本はどんなリスクを取るべきか~デジタル・リアルの勝ち筋 | 矢嶋 康次 | 基礎研レポート |
2024/10/08 | お金の流れでみる日本経済 | 矢嶋 康次 | 基礎研マンスリー |
2024/08/07 | 貿易立国で好循環を目指す | 矢嶋 康次 | 基礎研マンスリー |
2024/07/26 | お金の流れでみる日本経済 | 矢嶋 康次 | 研究員の眼 |
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年10月23日
IMF世界経済見通し-ディスインフレは順調に進むが、下振れリスクも -
2024年10月23日
中国経済:24年7~9月期の評価-小幅減速にとどまるも内需悪化には歯止めがかからず、見かけよりも厳しい状況 -
2024年10月23日
円安再燃、1ドル160円に逆戻りするリスクは?~マーケット・カルテ11月号 -
2024年10月23日
大学卒女性の働き方別生涯賃金の推計(令和5年調査より)-正社員で2人出産・育休・時短で2億円超、男性並で3億円超 -
2024年10月23日
目玉焼きは英語でサニーサイドアップ、とは限らない-意図や習慣を踏まえた訳語の選択-
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
【須田審議委員講演(3/27)~実際に兆候が出てきたら、かなり思い切った措置をとっていく】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
須田審議委員講演(3/27)~実際に兆候が出てきたら、かなり思い切った措置をとっていくのレポート Topへ