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- 07年度一般会計税収実績:08年1月~補正後の達成は微妙な状況
■見出し
・1月末累計の一般会計税収は前年同期比7.5%の増加
・補正予算に対する1月末累計の進捗割合は60.2%
■introduction
3月3日、財務省より2008年1月末の一般会計の税収実績(2007年度分)が公表された。1月単月の一般会計の税収は、前年同月比54.0%増の3兆9669億円となった。1月末累計では31兆6314億円と、前年同期よりも7.5%の増収となっている。
1月の税収が前年よりも大幅に増加したのは、前年比の対象となる昨年1月の税収には、所得譲与税として1.5兆円の減額が実施されているためである。
2006年度には、「三位一体の改革」による税源移譲にともない、所得譲与税として3兆94億円の所得税収が地方に移転されたが、この移転は、06年7月と07年1月の国の所得税収から、それぞれ1.5兆円が控除されるという形で実施された。
2007年度は、所得譲与税は廃止されていることから、昨年、地方への譲与が実施された7月と1月については、制度的要因により所得税収が前年比で大幅に増加することになる。このため、本年1月の所得税は2兆1050億円、前年同月比219.9%の増加となった。1月の法人税は▲19.5%減の3188億円、消費税は同0.2%増の7613億円である。
(2008年03月03日「経済・金融フラッシュ」)
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篠原 哲
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