- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 欧州経済 >
- 12月BOE金融政策委員会~2年4カ月ぶりの利下げを決定
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■見出し
・政策金利は5.5%に引き下げ
・景気減速の材料が出揃ってきたことが利下げの背景
・住宅、消費関連指標の悪化を受けて利下げ派が過半に増加した模様
・景気減速リスクを重視した運営継続の見込み
■introduction
12月5日、6日に開催されたイングランド銀行(以下、BOE)の金融政策委員会(MPC)は、政策金利を25bp引き下げ、5.50%とすることを決めた。
今回のMPCの議事と票決の内容は、19日の議事録公表まで明らかにならないが、声明文によれば、利下げは「景気減速の兆候が見え始めた」ことと、「金融市場の環境が悪化したことに加え、家計と企業に対する融資スタンスが厳格化しており、成長とインフレに対する下振れリスクが高まった」ことに対応するものであると説明された。同時に、「インフレ率は原油と食品価格の上昇により、2%の目標を上回る状況が続き」、「上振れリスクは残るものの、需要の鈍化で供給能力の制約が緩和することで、中期的にはインフレ率は目標水準に収束する」との見解も示された。
(2007年12月07日「経済・金融フラッシュ」)
このレポートの関連カテゴリ

03-3512-1832
- ・ 1987年 日本興業銀行入行
・ 2001年 ニッセイ基礎研究所入社
・ 2023年7月から現職
・ 2011~2012年度 二松学舎大学非常勤講師
・ 2011~2013年度 獨協大学非常勤講師
・ 2015年度~ 早稲田大学商学学術院非常勤講師
・ 2017年度~ 日本EU学会理事
・ 2017年度~ 日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
・ 2020~2022年度 日本国際フォーラム「米中覇権競争とインド太平洋地経学」、
「欧州政策パネル」メンバー
・ 2022年度~ Discuss Japan編集委員
・ 2023年11月~ ジェトロ情報媒体に対する外部評価委員会委員
・ 2023年11月~ 経済産業省 産業構造審議会 経済産業政策新機軸部会 委員
伊藤 さゆりのレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/03/17 | 欧州経済見通し-緩慢な回復、取り巻く不確実性は大きい | 伊藤 さゆり | Weekly エコノミスト・レター |
2025/03/07 | 始動したトランプ2.0とEU-浮き彫りになった価値共同体の亀裂 | 伊藤 さゆり | 基礎研マンスリー |
2025/01/24 | トランプ2.0とユーロ-ユーロ制度のバージョンアップも課題に | 伊藤 さゆり | Weekly エコノミスト・レター |
2025/01/17 | トランプ2.0とEU-促されるのはEUの分裂か結束か?- | 伊藤 さゆり |
新着記事
-
2025年03月21日
東南アジア経済の見通し~景気は堅調維持、米通商政策が下振れリスクに -
2025年03月21日
勤務間インターバル制度は日本に定着するのか?~労働時間の適正化と「働きたい人が働ける環境」のバランスを考える~ -
2025年03月21日
医療DXの現状 -
2025年03月21日
英国雇用関連統計(25年2月)-給与(中央値)伸び率は5.0%まで低下 -
2025年03月21日
宇宙天気現象に関するリスク-太陽フレアなどのピークに入っている今日この頃
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
【12月BOE金融政策委員会~2年4カ月ぶりの利下げを決定】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
12月BOE金融政策委員会~2年4カ月ぶりの利下げを決定のレポート Topへ