- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- >
- 運用手法開発 >
- 浮動株化後のインデックス運用
■目次
1.TOPIXの浮動株化への移行
2. 浮動株比率の定期見直し
3. 株価リターンへの影響
4. インデックスファンドへの影響
5. 今後のインデックス運用の課題
■introduction
日経平均と並び、わが国の株価指数として定着しているTOPIX(東証株価指数)は、1968年1月4日の東証市場第一部全体の時価総額(株価×株式数)を基準に算出されている。そして、そのTOPIXの浮動株指数への移行が、2005年10月から3回に分けて段階的に行われ、2006年6月で完了した。<br>
浮動株指数とは、市場に流通する可能性のある株式(浮動株)に基づいて算出する指数のことであり、大株主や役員、持ち合い等で固定的に保有される株式、すなわち固定株を除いて構成される(図表-1)。
浮動株化が実施される以前のTOPIXは、発行済株式をベースに算出されていた。しかし、年金基金等によるインデックス運用やETF(上場投信)の増加に伴って、発行済株式数に比べて市場流通量(浮動株)が少ない銘柄の株価形成を歪める恐れが増大したことや、海外の主要株価指数の多くが浮動株を反映していることなどを背景に、浮動株ベースに移行された。
このレポートの関連カテゴリ
磐城 裕子
研究・専門分野
ソーシャルメディア
新着記事
-
2022年08月12日
マレーシア経済:22年4-6月期の成長率は前年同期比+8.9%~感染改善とコロナ対策の緩和により高成長、年後半は景気減速へ -
2022年08月12日
ロシアの物価状況(22年7月)-コア指数も前月比マイナスに転じる -
2022年08月12日
世界の時差に関する話題 -
2022年08月10日
日韓が最低賃金を引き上げ-引き上げ率は日本が3.3%、韓国が5%- -
2022年08月10日
オフィス市場は調整継続。ホテルは国内観光需要が回復に向かう-不動産クォータリー・レビュー2022年第2四半期
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2022年08月02日
News Release
-
2022年07月25日
News Release
-
2022年07月20日
News Release
【浮動株化後のインデックス運用】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
浮動株化後のインデックス運用のレポート Topへ