- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 米国経済 >
- 米国経済見通し~住宅市場への警戒強まるも、リセッションには至らず
2007年03月16日
<米国経済見通し>
- 10-12月期の実質GDPは、前期比年率+2.2%と大幅に下方修正され、一転、米国景気の減速を再確認するものとなった。ただし、下方修正要因は在庫の減少によるところが大きく、これにより従来の見通しを大きく変える必要性は少ないと思われる。
- 1-3月期に入っても、住宅投資の冷え込みと、製造業を中心とした生産・在庫調整の動きが続いており、消費が米景気を支えている状況にある。その消費は、今後も堅調な雇用増による雇用所得の伸びに支えられると見られるが、一方では、住宅市場の悪化による影響が最大のリスク要因として警戒されている。
- 金融政策では、最近の物価指標が上昇を見せるなどなおインフレへの警戒が解けず、当面、政策金利は据え置かれると見られるが、今後、インフレ圧力の低下が明確化してくれば、景気面への配慮から利下げもあり得る情勢と言えよう。
- 2007年の実質経済成長率は2.4%、2008年は2.9%と予測される。
このレポートの関連カテゴリ
土肥原 晋
研究・専門分野
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年04月25日
欧州大手保険グループの地域別の事業展開状況-2023年決算数値等に基づく現状分析- -
2024年04月24日
中国経済の現状と注目点-24年1~3月期は好調な出だしとなるも、勢いが持続するかは疑問 -
2024年04月24日
人手不足とインフレ・賃上げを考える -
2024年04月24日
米国でのiPhone競争法訴訟-司法省等が違法な独占確保につき訴え -
2024年04月23日
他国との再保険の監督に関する留意事項の検討(欧州)-EIOPAの声明
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【米国経済見通し~住宅市場への警戒強まるも、リセッションには至らず】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
米国経済見通し~住宅市場への警戒強まるも、リセッションには至らずのレポート Topへ