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QE速報:10-12月期実質1.2%(年率4.8%)成長~個人消費が反動増
経済研究部 経済調査部長 斎藤 太郎
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- 2006年10-12月期の実質GDP成長率は、前期比1.2%(年率換算4.8%)と8四半期連続のプラス成長となった(当研究所事前予測1月31日:前期比0.9%、年率3.7%)。
- 7-9月期(前期比0.1%、年率換算0.3%)から成長率が大きく加速した主因は、7-9月期に前期比▲1.1%と大幅に落ち込んだ民間消費が前期比1.1%と増加に転じたことである。住宅投資が増加に転じ、設備投資も伸びを高めたことから、国内民間需要は前期比1.2%の高い伸びとなった。公的需要、外需もそろって増加したため、バランスの取れた高成長が実現した。
- 日銀は1月に、昨年10月末に公表した「展望レポート」の中間評価を行い、足もとの個人消費が幾分下振れしているとの見方を示していたが、今回のGDP速報の結果は、個人消費に対する懸念をある程度払拭するものになったと言える。2/20,21に開かれる金融政策決定会合では、追加利上げが実施される可能性が高いだろう。
- ただし、7-9月期の民間消費は、前期比▲0.9%から▲1.1%へと下方改定されており、10-12月期の伸びは、7-9月期の落ち込みを取り戻したにすぎない。個人消費の回復が明確になったという判断はできないだろう。
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