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デフレからの脱却により、今後、金利が上昇し、長期的に名目成長率の水準を上回るとすれば、財政再建の目標である「2010年代半ばにおける債務残高GDP比の低下」には、持続的に相応のプライマリーバランスの黒字幅を達成する必要がある。
仮に、1980年代以降の平均である、金利が成長率を1%程度上回る状況が続くとすれば、債務残高GDP比の低下には、GDP比で約2%程度の黒字が必要になる。
今後の財政再建に向けては、金利が成長率を上回るという前提のもとで、「債務残高GDP比の低下」にどの程度の追加的な歳出削減と増税が必要になるかという、プライマリーバランス均衡後の政策のあり方についても現時点から検討を深めていくべきである。
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篠原 哲
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