- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 財政・税制 >
- 金利上昇局面における財政再建
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
デフレからの脱却により、今後、金利が上昇し、長期的に名目成長率の水準を上回るとすれば、財政再建の目標である「2010年代半ばにおける債務残高GDP比の低下」には、持続的に相応のプライマリーバランスの黒字幅を達成する必要がある。
仮に、1980年代以降の平均である、金利が成長率を1%程度上回る状況が続くとすれば、債務残高GDP比の低下には、GDP比で約2%程度の黒字が必要になる。
今後の財政再建に向けては、金利が成長率を上回るという前提のもとで、「債務残高GDP比の低下」にどの程度の追加的な歳出削減と増税が必要になるかという、プライマリーバランス均衡後の政策のあり方についても現時点から検討を深めていくべきである。
(2006年10月25日「基礎研マンスリー」)
篠原 哲
篠原 哲のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2008/06/20 | 景気はピークを超えたか?~一致CIの要因分解 | 篠原 哲 | Weekly エコノミスト・レター |
2008/06/19 | 経済財政諮問会議(6月17日)~骨太素案、歳出抑制路線の継続を確認 | 篠原 哲 | 経済・金融フラッシュ |
2008/06/10 | 企業の保険料負担は誰のものか? | 篠原 哲 | 研究員の眼 |
2008/06/03 | 07年度一般会計税収実績:08年4月~07年度も暗雲漂う補正後予算の達成 | 篠原 哲 | 経済・金融フラッシュ |
新着記事
-
2025年04月25日
年金や貯蓄性保険の可能性を引き出す方策の推進(欧州)-貯蓄投資同盟の構想とEIOPA会長の講演録などから -
2025年04月25日
「ほめ曜日」×ご褒美消費-消費の交差点(9) -
2025年04月25日
欧州大手保険グループの2024年の生命保険新契約業績-商品タイプ別・地域別の販売動向・収益性の状況- -
2025年04月25日
若手人材の心を動かす、企業の「社会貢献活動」とは(2)-「行動科学」で考える、パーパスと従業員の自発行動のつなぎ方 -
2025年04月24日
若年層のサステナビリティをめぐるジレンマ-「責任意識」が動きだす、ゴールデンウィークという非日常のスイッチ
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
【金利上昇局面における財政再建】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
金利上昇局面における財政再建のレポート Topへ