- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 財政・税制 >
- 歳出削減に向けての課題
2005年09月09日
- 2005年度当初予算の段階で、国(一般会計)の財政収支の赤字は34.4兆円、プライマリーバランス赤字は15.9兆円となっている。このような赤字が続くのは、税収が落ち込む一方で、歳出の大幅な削減が実現できないことにも、その原因がある。
- 歳出項目のなかでも、国債費の削減は困難であり、地方交付税の削減も、直ちに国と地方の赤字の改善には結びつかない可能性もある。このようななかで財政の歳出総額を抑制していくためには、歳出増加の最大の要因となっている社会保障給付費の伸びを抑制していくことが重要となる。
- 経済財政諮問会議では、社会保障給付費の伸びを名目成長率以下に抑えて管理するという方法も議論の場に上がってきている。財政再建という観点から、歳出総額の削減を実現していくためには、歳出項目全般について効率化を図っていくことに加え、経済規模に見合った範囲で社会保障給付の規模を管理していく、という方向性も必要になってくると考えられる。
このレポートの関連カテゴリ
篠原 哲
研究・専門分野
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年04月18日
サイレントマジョリティ⇒MAGAで熱狂-米国大統領選挙でリベラルの逆サイレントマジョリティはあるか- -
2024年04月18日
「新築マンション価格指数」でみる東京23区のマンション市場動向【2023年】(1)~東京23区の新築マンション価格は前年比9%上昇。資産性を重視する傾向が強まり、都心は+13%上昇、タワーマンションは+12%上昇 -
2024年04月17日
IMF世界経済見通し-24年の見通しをやや上方修正 -
2024年04月17日
不透明感が高まる米国産LNG(液化天然ガス)輸入 -
2024年04月17日
英国雇用関連統計(24年3月)-失業率は増加し、雇用者数も減少
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【歳出削減に向けての課題】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
歳出削減に向けての課題のレポート Topへ