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- 要介護高齢者が担う介護サービスの質の評価
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■目次
1.質の評価の必要性
2.消えた「評価」
3.運用のあり方
■introduction
介護保険サービスの質の評価。制度施行5年目を迎えた介護保険制度の最重要の課題である。社会保険制度たりうるため、制度施行当初、サービス供給量確保という命題のもと量産された介護支援専門員や介護保険サービスも既に量的な安定期に入り、質的な問題に関して制度的な対応が求められるに至ったことは自然な流れであろう。
その流れを受け、厚生労働省は2003年度に「介護保険サービスの質の評価に関する調査研究事業」をスタートさせた。事業開始にあたって公表された調査研究概要(社会保障審議会介護保険部会第4回資料)によれば、初年度は、在宅5サービス(訪問介護、訪問入浴介護、福祉用具貸与、通所介護、特定施設入所者生活介護)、施設2サービス(介護老人福祉施設、介護老人保健施設)について、評価基準すなわち評価項目と「判定基準」を検討し、評価結果の公表に至るまでの調査研究を行うというものである。
要介護高齢者の介護保険サービスの選択(利用者本位の理念)に直接的に資する、サービスの質に関する第三者評価の制度的導入の検討は、サービス利用者である要介護高齢者・家族からの期待とともに、その内容の困難性ゆえ、制度内外からの大きな関心が寄せられた。
(2004年07月25日「基礎研マンスリー」)
阿部 崇
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