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■目次
1.欧州勢が上位を占める保険会社の時価総額
2.競争に晒される欧州保険会社
3.わが国でも保険会社統合は不可避な道程
わが国の生命保険会社の大半は相互会社形態であり、株式市場の評価からは無縁の存在となっている。一方、損害保険会社は株式会社形態が主流ではあるが、わが国においては持合い構造に依然、守られているのが現状だ。このようなわが国の市場特性を背景に、国内における当該市場に対する人々の関心も、これまでは比較的低く抑えられてきたといえるであろう。もちろん、投資対象として上場保険会社の株価を追いかけてきた投資家は少なからず存在する。しかしながら、経営者の立場に立って、または買収の目的物として、保険会社の「真の価値」、すなわち値段を考えながら、その株価に目をむけたものは少なかったのではないだろうか。
一方、世界に目を転じてみると、強大な株式時価総額を誇る保険会社が群雄割拠し、市場評価に晒されている様子がうかがえる。このような状況は、もはやわが国の保険会社にとっても他人事ではない。厳しい経済環境下、ようやくわが国でも国内保険会社の統合が始まり、保険会社の「値段」が注目されるようになってきたからである。
(2000年12月25日「基礎研マンスリー」)
天野 佳子
天野 佳子のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2002/03/25 | 世界の生命保険市場 | 天野 佳子 | 基礎研マンスリー |
2001/10/25 | 岐路に立つドイツ公営生命保険 | 天野 佳子 | 基礎研マンスリー |
2000/12/25 | 時価総額で見る世界の保険事情 | 天野 佳子 | 基礎研マンスリー |
2000/03/25 | 諸外国の公営生命保険民営化の潮流 | 天野 佳子 | 基礎研マンスリー |
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