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99年10-12月期 GDP統計の見方:2四半期連続のマイナス成長
経済研究部
経済調査部長 斎藤 太郎
日本大学経済学部教授 小巻 泰之
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- 本日(8:50)、99/10-12月期のGDP統計が発表された。実質成長率は前期比▲1.4%(年率▲5.5%)と2四半期連続のマイナス成長となった(ブルンバーグ事前調査:25社平均▲1.0%、基礎研予測:▲1.0%)
- 民間設備投資が大幅に増加する(前期比+4.6%)一方、民間消費がボーナス等所得の低迷を主因として大きく減少(同▲1.6%)、企業部門と家計部門の乖離が明確化した。公共投資は2 期連続の大幅マイナス(同▲5.4%)。 海外需要もY2K 要因による輸入の増加から大幅なマイナス(寄与度で前期比▲0.5%)。
- 2000/1-3 月期は10-12 月期の反動や、うるう年要因による成長率押し上げ効果(約0.5%)もあり、1.7%の高成長となる。99 年度の成長率は0.5%となり、政府見通し(0.6%)の達成は微妙である(達成には1-3 月期2.0%が必要)。99/10-12、2000/1-3、4-6月期と統計は大きく上下するが、景気の実態は企業部門と家計部門の乖離を埋めつつ緩やかに回復する。
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