- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 年金 >
- 年金資産運用 >
- 企業年金の受託者責任と企業年金基本法の課題
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■目次
1.はじめに
2.厚生年金基金の運用規制の緩和と受託者責任
3.適格年金の運用規制の緩和と受託者責任
4. 企業年金基本法の課題
5. おわりに
■introduction
近年の厚生年金基金の資産運用規制の緩和にともない、基金の運用関係者の「受託者責任」の認識が高まってきた。基金の積立不足の顕在化を受けて、加入者の「受給権の保護」の必要性を説く議論も活発である。政府は「企業年金に関する包括的な基本法」の制定に向けた検討を開始した。受託者責任や受給権の保護は企業年金基本法の重要な課題である。本稿では、厚生年金基金制度と適格年金制度において、資産運用規制の緩和の中で受託者責任がどのように扱われてきたかを比較する。そして、企業年金基本法における各種の加入者保護策を検討するに際しては、それらの出発点となるべき退職年金の「受給権」を、退職一時金も視野に入れつつ、明確化しておく必要があることを述べたい。
(1997年08月25日「基礎研マンスリー」)
土浪 修
土浪 修のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2005/06/25 | 米国における生命保険・年金販売と適合性原則 | 土浪 修 | 基礎研マンスリー |
2005/05/01 | 米国401(k)制度における自社株投資と受託者(トラスティ)の義務 | 土浪 修 | ニッセイ年金ストラテジー |
2004/10/25 | 企業年金のガバナンスと受託者責任 | 土浪 修 | 基礎研マンスリー |
2004/05/01 | 米国の投資信託の不正取引と401(k)制度の受託者責任 | 土浪 修 | ニッセイ年金ストラテジー |
新着記事
-
2025年05月23日
金融システムの安定性に関わる人工知能(AI)の利点とリスク(英国)-イングランド銀行金融安定政策委員会の公表資料より -
2025年05月23日
中国経済:2025~26年の見通し-米中の緊張緩和で成長率「+5%前後」目標の達成に一筋の光明 -
2025年05月23日
特定大規模乗合保険募集人制度導入等に係る保険業法改正 -
2025年05月23日
消費者物価(全国25年4月)-食料の上昇ペースが一段と加速 -
2025年05月23日
「気になるけれど始めない」躊躇する潜在投資家-NISA“意向”者への理解を深める
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
【企業年金の受託者責任と企業年金基本法の課題】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
企業年金の受託者責任と企業年金基本法の課題のレポート Topへ