- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 女強大の時代-台湾女性の奮闘記-
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■見出し
・台湾の男性はいつも女性に謝っている?
・めざましい女性の進出
・創業は気楽に~あるダンスコーチの場合
・自分の時間が欲しくて~あるホテルウーマンの場合
・事業は創造から~ある高学歴女性の奮闘
・幾つもの顔を持つ台湾女性
・男女雇用均等法の実施
■introduction
街角で女性の怒鳴る声が聞こえる。すぐ横で婦人が4、5歳の自分の子供の頭を人目も気にせず「パシッ」である。台湾では見慣れた光景ではあるが、やや肝を抜かれる。テレビのニュースでは女性国会議員が男性議員の腕に噛みついている・・・。いやいや、台湾の女性は乱暴なのではなく、「女強人」なのだ。
今年の4月、台湾で男女雇用均等法の草案が行政院(内閣)経済建設委員会を通過した。これまでも女性に対する処遇が男性に劣ることが問題視されていたが、これで一応の法的根拠が成立しそうである。もっとも1年間の育児休暇に対する雇用主側の反対、明確な保護規定や罰則がないことに対する被雇用者側の反対があり、双方の不満は残っているようである。実施に向けでは立法院(国会)の審議を待たなければならないが、台湾の女性にとっては大きな前進ではなかろうか。
女性の社会進出は台湾産業の発展とともに増加、多様化し、家庭と社会を支える台湾の女性達はいつしか「女強人」と言われるようになったが、日本でいうキャリアウーマンのイメージとはやや異なるようである。
台湾の街角で見る様々な顔を持つ台湾の女性「女強人」の素顔と活躍ぶりを少し紹介してみたい。
(1996年09月01日「調査月報」)
このレポートの関連カテゴリ
山口 典昭
山口 典昭のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
1996/09/01 | 女強大の時代-台湾女性の奮闘記- | 山口 典昭 | 調査月報 |
1996/02/01 | アジア経済の中の両岸中台関係 | 山口 典昭 | 調査月報 |
1994/03/01 | 關於台湾的社會保険制度 | 山口 典昭 | 調査月報 |
1993/05/01 | 台湾の債券市場について | 山口 典昭 | 調査月報 |
新着記事
-
2025年06月20日
消費者物価(全国25年5月)-コアCPIは食料中心に上昇率拡大も、夏場には3%割れへ -
2025年06月19日
緊迫化する中東情勢、ドル円への影響は?~マーケット・カルテ7月号 -
2025年06月19日
米FOMC(25年6月)-市場予想通り、政策金利を4会合連続で据え置き。25年の政策金利見通しを維持 -
2025年06月19日
ロシアGDP(2025年1-3月期)-前期比成長率でマイナスに転じる -
2025年06月19日
マスク着用のメンタルヘルスへの影響(2)-コロナ禍の研究を経て分かっていること/いないこと
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
【女強大の時代-台湾女性の奮闘記-】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
女強大の時代-台湾女性の奮闘記-のレポート Topへ