2012年09月10日

生保会社の健全性規制の動向(2) - EUソルベンシーII -

荻原 邦男

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■見出し

1――EUのソルベンシー規制の検討動向
2――主要な論点
3――おわりに

■introduction

前回のレポートでは、日米欧の生保会社の健全性規制を概観した。今回は、EUの健全性規制の動向を少し詳しく見てみたい。ご承知のとおり、EUは2014年1月スタートを目標に、保険会社の健全性規制の一大改革を予定している。保険会社の主要な負債である責任準備金の評価を共通化することを始め、保険会社の法定会計、健全性規制の統一というべきものである。10年以上かけてきた検討が、大詰めにさしかかっている。
ただ、このところの金融危機の経験を経て、経済価値的評価を長期の保険契約にそのまま適用することの影響の大きさが再認識されているものと考えられ、今後の検討動向が注目される。以下では、主として法規制に関する検討状況と、その主要論点について説明したい。

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研究・専門分野

(2012年09月10日「保険・年金フォーカス」)

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