2015年07月02日

最近の人民元と今後の展開(2015年7月号)

三尾 幸吉郎

このレポートの関連カテゴリ

文字サイズ

○ 6月の人民元相場(対米国ドル)は基準値・現物実勢ともにほぼ横ばいで推移した。米国では利上げ観測、中国では利下げ観測と、米中金利差拡大で元安・ドル高となり易い地合いだったものの、中国人民銀行が基準値を高めに設定したため横ばいに留まったと見られる。

○ 当面の人民元(現物実勢)は引き続きボックス圏での推移を予想している(取引レンジは1米国ドル=6.12~6.27元)。米国では利上げが視野に入る一方、中国では利下げ局面が続いていることから引き続き人民元は売られ易いが、中国人民銀行が基準値の高め設定を続けると見られることから、弱含みではあっても急落しない相場展開が続くだろうと見ている。

Xでシェアする Facebookでシェアする

このレポートの関連カテゴリ

三尾 幸吉郎

研究・専門分野

(2015年07月02日「経済・金融フラッシュ」)

公式SNSアカウント

新着レポートを随時お届け!
日々の情報収集にぜひご活用ください。

週間アクセスランキング

レポート紹介

【最近の人民元と今後の展開(2015年7月号)】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

最近の人民元と今後の展開(2015年7月号)のレポート Topへ