2018年03月28日

2020年。全国で文化の祭典を

東京2020文化オリンピアードを巡って(3)

社会研究部 研究理事   吉本 光宏

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■要旨

平昌で開催されていた第23回冬季オリンピック・パラリンピック競技大会が終了した。オリンピックで13個、パラリンピックで10個のメダルを獲得するなど、日本選手の活躍は記憶に新しい。次はいよいよ開催まで約850日となった夏季五輪、東京2020大会である。

エンブレムや競技場などの問題で足踏みをしたこともあったが、昨年末には4つの開閉会式の総合プランニングチームが発表され、全国の小学生の投票結果に基づいて大会マスコットも決定するなど、本番に向けた準備は着実に進んでいる。オリンピックがスポーツだけではなく、文化の祭典であることは徐々に知られるようになり、全国各地で様々な取組が行われるようになってきた。

東京2020組織委員会は、リオ2016大会終了後、2016年9月に東京2020文化オリンピアードをスタートさせ、競技大会が開催される2020年の春から東京2020 Nippon フェスティバルを開催すべく、準備を進めている。

本稿では、東京2020文化オリンピアード及び東京2020大会を契機に開催される文化プログラムについて現況を整理しながら、2020年に向けた展望を行った1
 
1 本稿では原則として、東京2020組織委員会が認証するものを「文化オリンピアード」、それ以外のもので東京2020大会を契機に企画・実施されるものを「文化プログラム」と、両方を含む場合は「文化オリンピアード等」と表記することとした。


■目次

1――東京2020文化オリンピアード及び文化プログラムの概要
  1|オリンピックにおける文化プログラムとは
  2|東京2020大会の文化オリンピアード及び文化プログラムの現状
  3|東京2020 Nipponフェスティバル
  4|東京都のTokyo Tokyo FESTIVAL
  5|文化オリンピアード等の財源
2――東京2020文化オリンピアード及び文化プログラムの実施状況
  1|東京2020文化オリンピアードとbeyond2020文化プログラムの実施状況
  2|各地の実施状況
3――2020年に向けた戦略と展望
  1|実施の方針――どのような姿勢で取り組むか
  2|事業の内容――何をどのように実施するか
  3|期待できる成果――レガシーを考える
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社会研究部   研究理事

吉本 光宏 (よしもと みつひろ)

研究・専門分野
芸術文化政策、文化施設開発、文化施設運営・評価、創造都市、オリンピックと文化

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