- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 私立大学のスリム化はなにをもたらすか
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■要旨
現在、少子化対策としてさまざまな国家政策が打ち出されているが、18歳人口は依然として減少傾向にあり、将来的には大学への進学を希望する人口も現在より縮小していくだろう。このような状況に直面しつつあるにも関わらず、日本の大学(主に私立大学)において入学定員の削減という経営政策が積極的に議論されることはほとんどない。
そこで、この不可侵的に取り扱われてきた入学定員の削減が大学の経営に及ぼす効果に焦点を当て、幾つかの角度、切り口からデータ分析を行い、その効果が将来的に大学間における当該大学の競争力を高め、結果、志願者確保の促進に帰結することを示したいと思う。
減少し続けるパイを巡って熾烈な奪い合いを迫られる時代において、本来多くの大学が検討すべきは、自大学の規模の維持もしくは拡大ではなく、実は、大胆な規模縮小であるといえよう。
(2015年07月03日「ニッセイ基礎研所報」)
このレポートの関連カテゴリ
小原 一仁
大山 篤之
新着記事
-
2025年05月01日
日本を米国車が走りまわる日-掃除機は「でかくてがさつ」から脱却- -
2025年05月01日
米個人所得・消費支出(25年3月)-個人消費(前月比)が上振れする一方、PCE価格指数(前月比)は総合、コアともに横這い -
2025年05月01日
米GDP(25年1-3月期)-前期比年率▲0.3%と22年1-3月期以来のマイナス、市場予想も下回る -
2025年05月01日
ユーロ圏GDP(2025年1-3月期)-前期比0.4%に加速 -
2025年04月30日
2025年1-3月期の実質GDP~前期比▲0.2%(年率▲0.9%)を予測~
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
【私立大学のスリム化はなにをもたらすか】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
私立大学のスリム化はなにをもたらすかのレポート Topへ