- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 不動産 >
- 土地・住宅 >
- 着実なオフィス賃料上昇、取引は前年同期を上回る水準-不動産クォータリー・レビュー2015年第1四半期
着実なオフィス賃料上昇、取引は前年同期を上回る水準-不動産クォータリー・レビュー2015年第1四半期
加藤 えり子
このレポートの関連カテゴリ
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
<要旨>
- 14年度の実質GDP成長率は、消費増税後の落ち込みからの回復が力強さに欠け、推計値は-1.0%となった。しかし先行きは原油安の恩恵から回復基調が強まる可能性が高い。住宅市場では、駆け込み需要の反動と建設コスト上昇から供給が抑制された状態が続いているが、3月の新築住宅着工戸数はプラスに転じ回復の兆しも見られる。2015年の地価公示は、上昇地点数がやや増加、全国全用途では前期比▲0.3%と下落幅が縮小してきている。
- 東京オフィス市場は、テナント需要が底堅く、賃料が着実に上昇してきているものの、緩やかなペースとなっている。東京主要5区のマンション賃料は緩やかな上昇基調にある。訪日外国人客数は、1-3月の各月で前年同月を大幅に上回った、これを受けホテルは好調だった昨年を上回る稼働率となった。大型物流施設市場は、首都圏、近畿圏ともに需要が強く、空室率は低位で推移している。
- 2014年第1四半期のJ-REIT市場は、長期金利の不安定な動きや公募増資の増加に伴う需給悪化などを受けて下落、東証REIT指数は前期比▲1.8%となった。取得環境は厳しいものの、物件取得額は前年同期と変わらない水準となった。
(2015年05月07日「不動産投資レポート」)
このレポートの関連カテゴリ
加藤 えり子
加藤 えり子のレポート
| 日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
|---|---|---|---|
| 2017/06/19 | 「国際金融都市・東京」構想と不動産市場~日本版金融ビッグバンから東京版金融ビッグバンへ~ | 加藤 えり子 | 研究員の眼 |
| 2017/06/07 | オフィス・ホテル・物流市場では供給消化が好調維持の鍵ー不動産クォータリー・レビュー2017年第1四半期 | 加藤 えり子 | 基礎研マンスリー |
| 2017/05/08 | オフィス・ホテル・物流市場では供給消化が好調維持の鍵-不動産クォータリー・レビュー2017年第1四半期 | 加藤 えり子 | 不動産投資レポート |
| 2017/03/06 | 地方都市でオフィス需給逼迫、東京は大量供給?に見えるもの | 加藤 えり子 | 研究員の眼 |
新着記事
-
2025年11月07日
フィリピンGDP(25年7-9月期)~民間消費の鈍化で4.0%成長に減速、電子部品輸出は堅調 -
2025年11月07日
次回の利上げは一体いつか?~日銀金融政策を巡る材料点検 -
2025年11月07日
個人年金の改定についての技術的なアドバイス(欧州)-EIOPAから欧州委員会への回答 -
2025年11月07日
中国の貿易統計(25年10月)~輸出、輸入とも悪化。対米輸出は減少が続く -
2025年11月07日
英国金融政策(11月MPC公表)-2会合連続の据え置きで利下げペースは鈍化
お知らせ
-
2025年07月01日
News Release
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
【着実なオフィス賃料上昇、取引は前年同期を上回る水準-不動産クォータリー・レビュー2015年第1四半期】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
着実なオフィス賃料上昇、取引は前年同期を上回る水準-不動産クォータリー・レビュー2015年第1四半期のレポート Topへ











