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- 投資市場は楽観が支配、賃貸市場も全セクターで回復-不動産クォータリー・レビュー2013年第3四半期
2013年12月06日
<要旨>
- 国内景気については、センチメントの改善に伴い個人消費が堅調に推移しており、2013年度は高い経済成長率が続くと見込まれている。住宅市場については、総じて各数値が前年を大幅に上回っており、地価動向についても、都市部での回復傾向が顕著に表れてきた。
- 東京の賃貸オフィス市場は、第1四半期の大幅改善の後で足踏み状態となっているものの、賃料は底打ちして回復局面にあるとみられる。賃貸マンション市場では、中古マンション価格と同様に賃料も回復局面に入ったとみられる。
- 商業施設市場では、一部で賃料の上昇傾向がみられる。ホテル市場は非常に堅調で、訪日外客数の増加もあって稼働率が高水準で推移している。物流施設市場では、引き続き需給の逼迫が続いている。
- J-REIT市場については、東証REIT指数が8月末に一旦落ち込んだものの、東京オリンピック招致の決定後は反発し、6月末比8.3%の上昇となった。不動産投資市場では、引き続き活発な取引が続いており、楽観的な見方が支配的となっている。今後、高値の取引事例が増加するか注目される。
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増宮 守
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