- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- >
- 運用リスク管理 >
- 特集:年金負債対応と収益追求の分離戦略
最近、わが国の年金運用で、一定期間の給付に対応する部分を「債務対応ポートフォリオ」として国内債券などで安定運用しながら、残りの部分を「収益追求ポートフォリオ」として積極的な運用を行おうとするアプローチが注目されているようだ。そこで今月号ではこのアプローチを使った分析例を示し、年金運用でどのように利用できるか検討する。
この運用戦略は、単純なモデルながら年金負債を考慮した資産選択が分析可能な点や、債務対応ポートフォリオでは流動性・安全性が高い資産、収益追求ポートフォリオでは長期投資を前提にリスクは大きいが高いリターンが狙える資産や流動性が低い商品へ投資できる点など、投資の位置づけを明確化できるメリットがある。一方、当然ながらデメリットも存在する。
このアプローチは、誰でも当てはまる最良の運用方法を提示してくれるものではないが、使い方を工夫すれば、年金運用に対して有効な示唆を与えてくれる可能性がある。
(2012年09月03日「ニッセイ年金ストラテジー」)
このレポートの関連カテゴリ
北村 智紀
研究・専門分野
北村 智紀のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2017/12/29 | 公的年金改革があると考える人はNISAやiDeCoに加入するか?-自助努力を進める可能性に関する実証分析 | 北村 智紀 | 基礎研レポート |
2017/11/30 | 公的年金の支給開始年齢が引き上げられると考える人は、自分で老後の準備を進めているか? | 北村 智紀 | 研究員の眼 |
2017/09/29 | ねんきん定期便はライフプラン設計を改善するか?-インターネット調査を利用した検証 | 北村 智紀 | 基礎研レター |
2017/07/31 | やりくりに余裕がない家計は変動金利を選択する傾向がある~家計の住宅ローン金利の決定要因分析~ | 北村 智紀 | 研究員の眼 |
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年10月15日
今週のレポート・コラムまとめ【10/8-10/11発行分】 -
2024年10月11日
貸出・マネタリー統計(24年9月)~金融政策正常化を受けてマネタリーベースが前年割れに、貸出の伸びは円高で抑制 -
2024年10月11日
グローバル株式市場動向(2024年9月)-中国株は経済・不動産市場支援策により急騰 -
2024年10月11日
米国における法定責任準備金評価利率を巡る動向-金利の上昇を受けて、10年ぶりに2025年から0.5%引き上げられる- -
2024年10月11日
中期経済見通し(2024~2034年度)
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
【特集:年金負債対応と収益追求の分離戦略】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
特集:年金負債対応と収益追求の分離戦略のレポート Topへ