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最近、わが国の年金運用で、一定期間の給付に対応する部分を「債務対応ポートフォリオ」として国内債券などで安定運用しながら、残りの部分を「収益追求ポートフォリオ」として積極的な運用を行おうとするアプローチが注目されているようだ。そこで今月号ではこのアプローチを使った分析例を示し、年金運用でどのように利用できるか検討する。
この運用戦略は、単純なモデルながら年金負債を考慮した資産選択が分析可能な点や、債務対応ポートフォリオでは流動性・安全性が高い資産、収益追求ポートフォリオでは長期投資を前提にリスクは大きいが高いリターンが狙える資産や流動性が低い商品へ投資できる点など、投資の位置づけを明確化できるメリットがある。一方、当然ながらデメリットも存在する。
このアプローチは、誰でも当てはまる最良の運用方法を提示してくれるものではないが、使い方を工夫すれば、年金運用に対して有効な示唆を与えてくれる可能性がある。
(2012年09月03日「ニッセイ年金ストラテジー」)
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