- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 米国経済 >
- 米7月雇用者は16.3万人増に回復も、失業率は8.3%と悪化
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
米労働省発表の7月雇用統計は、非農業事業部門の雇用者が前月比16.3万人増(6月は6.4万人増)と市場予想(10万人増)を上回った。2月以来5ヵ月ぶりの増加幅となる。4月以降、3ヵ月連続で10万人を割り込む推移が続いていただけに、雇用面における久々の明るいニュースとなった。ただし、失業率は8.3%と悪化、高止まり状態が続いている。
4-6月期の雇用低迷は、欧州財政問題とそれを受けた米景気の先行き不透明感の強まりを反映したものであり、今回の雇用回復は米景気の一段の落ち込み懸念を緩和するものと言えよう。ただ、欧州財政問題や米国の財政の崖といった懸念材料の存在に変化はなく、先行きの不透明感が払拭されたわけではない。引き続きこうした要因と景気実態を示す指標に注目する局面が続こう。
(2012年08月06日「経済・金融フラッシュ」)
このレポートの関連カテゴリ
土肥原 晋
土肥原 晋のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2014/04/07 | 金融危機5周年、米経済に変革の兆し-シェールガス革命が復興の鍵に | 土肥原 晋 | 基礎研マンスリー |
2014/03/05 | 徐々に高まる成長ステージ、2015年本格回復を視野に | 土肥原 晋 | ニッセイ年金ストラテジー |
2014/02/25 | 金融危機5周年、米経済に変革の兆し-シェールガス革命が復興の鍵に | 土肥原 晋 | ニッセイ景況アンケート |
2014/02/21 | 寒波の影響色濃い米経済~金融政策はガイダンス変更に注目 | 土肥原 晋 | Weekly エコノミスト・レター |
新着記事
-
2025年08月26日
大砲かバターか-国防費の大幅引き上げに動く欧州の現実 -
2025年08月26日
芝浦電子に対するM&A攻防-公開買付期間の延長 -
2025年08月26日
相続における死亡保険金-遺留分侵害請求 -
2025年08月26日
今週のレポート・コラムまとめ【8/19-8/25発行分】 -
2025年08月25日
「持ち家か、賃貸か」。法的視点から「住まい」を考える(4)~「所有権」の制限:「公法上の制限」は公共の福祉のため~
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年07月01日
News Release
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
【米7月雇用者は16.3万人増に回復も、失業率は8.3%と悪化】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
米7月雇用者は16.3万人増に回復も、失業率は8.3%と悪化のレポート Topへ