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資産価格と金融政策の関係-日本の非伝統的金融政策・米国の「グリーンスパン主義」からの示唆-
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旧くて新しいテーマである資産価格と金融政策の関係について、金融市場との対話(Blinder(1998, 2004))およびリアルタイムの政策評価(Taylor(2009))という二つの新しい視点に言及しながら、日本および米国に関する実証分析の結果を紹介する。具体的には、日本の非伝統的金融政策において資産価格の果たす役割、および米国の資産バブルに対する後始末に重きを置く「グリーンスパン主義」の適否について、竹田・小巻・矢嶋(2005a,2005b)および竹田・矢嶋(2006,2008,2009,2010)などに依拠して、非伝統的金融政策の効果、金融市場の情報集約機能と中央銀行の私的情報、効率市場仮説の観点から定量的な結果を示す。そこでは、中央銀行の「最後の買い手」機能、金融政策の波及経路としてのExpectations Channel、資産価格の予測可能性について議論される。最後に、サブプライム・ローン危機後に提唱された金融政策の新たな可能性について言及し、金融政策が資産価格にもたらす影響としてRisk-Taking Channel(Borio and Zhu(2008))の有効性、および中央銀行のバランスシートの毀損を通じたコミットメントについて評価し、新たな金融政策が直面する問題に対する示唆を与える。
(2012年04月09日「基礎研レポート」)
竹田 陽介
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