- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 社会保障制度 >
- 年金制度 >
- 年金論議のこの10年
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
次期年金改革に向けた社会保障審議会年金部会での議論は、社会保障・税一体改革成案をうけて本年8月に始まり、10月末に予定していた論点の議論を一巡させた。
年金部会では無年金対策から支給開始年齢の引き上げまで多くの論点が取り上げられ、マスコミで年金の話題を目にする機会も増えてきたが、いずれの議論にも目新しさを感じられない。
前回の2004年改正は、マクロ経済スライドや年金通知など新たな仕組みが議論され、一大改革となった。その後は、国会での年金記録問題の追求や社会保障国民会議による税方式化の検討、被用者年金一元化やパート労働者への厚生年金適用拡大の法案提出などがあったが、年金財政の健全化に関する議論は進まなかった。
省庁再編後に現在の体制の年金部会がスタートして、まもなく10年になる。当時の50代は受給者となり、平成生まれの加入者も増えた。約10年ぶりとなる年金改革がどのような成果を上げられるか、今後も動向を注視したい。
(2011年12月01日「ニッセイ年金ストラテジー」)
このレポートの関連カテゴリ
新着記事
-
2025年03月19日
日銀短観(3月調査)予測~大企業製造業の業況判断DIは2ポイント低下の12と予想、トランプ関税の影響度に注目 -
2025年03月19日
孤独・孤立対策の推進で必要な手立ては?-自治体は既存の資源や仕組みの活用を、多様な場づくりに向けて民間の役割も重要に -
2025年03月19日
マンションと大規模修繕(6)-中古マンション購入時には修繕・管理情報の確認・理解が大切に -
2025年03月19日
貿易統計25年2月-関税引き上げ前の駆け込みもあり、貿易収支(季節調整値)が黒字に -
2025年03月19日
米住宅着工・許可件数(25年2月)-着工件数(前月比)は悪天候から回復し、前月から大幅増加、市場予想も上回る
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
【年金論議のこの10年】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
年金論議のこの10年のレポート Topへ