- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 米国経済 >
- 注目集める米クリスマス商戦~個人消費の回復先行の半面、所得回復の遅れに懸念
- 欧州の債務危機は米国の金融市場を警戒させているものの、米国では11/25の感謝祭後にブラックフライデーを迎え、クリスマス商戦が本格化する。今年の売上げ予想の伸び率は昨年を下回り、過去10年の平均的な伸びを予測する見方が多い。
- 米国GDPの7割を占める個人消費は、7-9月期に前期比年率2.4%と回復したが、半面、可処分所得がマイナスに落ち込むなど、回復の持続には所得面の不安を残す。
- こうした所得の停滞には、雇用回復の遅れが大きく、雇用増の加速が待たれる。そのほか、個人消費には、住宅価格下落によるバランスシート調整、原油価格上昇等、抑制要因が多く、消費者マインドの回復は鈍い。
- オバマ政権の推進する景気対策は成立が不透明であり、年内で期限の到来する減税策もあって、景気の先行きには不安を残す。足元ではクリスマスセールの動向が注目されるが、その後の動向は、雇用の回復状況に左右されることとなりそうだ。

このレポートの関連カテゴリ
土肥原 晋
研究・専門分野
ソーシャルメディア
新着記事
-
2021年04月13日
欧州大手保険グループの2020年末SCR比率の状況について(2)-ソルベンシーIIに基づく数値結果報告(比率の推移分析と感応度の推移)- -
2021年04月12日
2020年度特別調査 「第4回 新型コロナによる暮らしの変化に関する調査」 調査結果概要 -
2021年04月12日
企業物価指数(2021年3月)―1年1ヵ月ぶりに前年比プラスに転じる -
2021年04月12日
2021年のホテルの市場動向-ターゲット層は国内観光客、求められる積極的な運営姿勢 -
2021年04月12日
えひめ結婚支援センターにおけるイベント成婚「年の差」分析結果-「年の差婚」の正しい認識が成功のカギ-
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2021年04月12日
News Release
-
2021年04月02日
News Release
-
2021年01月21日
News Release
【注目集める米クリスマス商戦~個人消費の回復先行の半面、所得回復の遅れに懸念】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
注目集める米クリスマス商戦~個人消費の回復先行の半面、所得回復の遅れに懸念のレポート Topへ