- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 中国経済 >
- 中国の最新景気指標:成長率は緩減速だが、輸出受注は急減速
■見出し
・成長率は前年同期比9.1%増に鈍化
・改善を示す指標もあるが、輸出受注の鈍化が懸念材料
■introduction
10月18日に中国国家統計局が発表した1-9月期の国内総生産(GDP)は32兆692億元で、前年同期と比べて実質9.4%増となった。産業別にみると、第一次産業が3兆340億元で同3.8%増、第二次産業が15兆4795億元で同10.8%増、第三次産業が13兆5557億元で同9.0%増と、各産業とも昨年通期の伸び率を下回った。また、需要項目別の寄与度をみると、最終消費が4.5ポイント、総資本形成が5.0ポイント、純輸出がマイナス0.1ポイントで、総資本形成と純輸出の寄与度低下が、昨年より成長率が鈍化した要因となっている(図表-2)。
また、7-9月期の実質GDP成長率は前年同期比9.1%増と、高水準ながらも3四半期連続で伸びが鈍化、昨年1-3月期の同11.9%増をピークとした減速傾向が続いている。また、前期比では2.3%増と4-6月期の2.4%増を0.1ポイント下回っている。
(2011年10月20日「経済・金融フラッシュ」)
このレポートの関連カテゴリ
三尾 幸吉郎
研究・専門分野
三尾 幸吉郎のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2024/04/05 | 不動産バブルの日中比較と中国経済の展望 | 三尾 幸吉郎 | 基礎研マンスリー |
2024/03/11 | Comparison of Real Estate Bubbles in China and Japan, and Prospects for the Chinese Economy | 三尾 幸吉郎 | 基礎研レポート |
2024/02/22 | 米中対立下の中国リスク-事業内容によるブラック、ホワイト、グレー3分類とそれぞれの対策 | 三尾 幸吉郎 | 研究員の眼 |
2024/02/09 | 不動産バブルの日中比較と中国経済の展望 | 三尾 幸吉郎 | 基礎研レポート |
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年07月26日
職場における温度、匂い、音等は、どういう人がシンドイと思っているのか -
2024年07月26日
米GDP(24年4-6月期)-前期比年率+2.8%と前期から大幅上昇、市場予想の+2.0%も大幅に上回る -
2024年07月26日
お金の流れでみる日本経済 -
2024年07月25日
消えた580兆円~住宅投資をしても残高の増加は限定的~日本の住宅投資はなぜ「資産化」しないのか~ -
2024年07月24日
中国経済の現状と注目点-好調は持続せず、不動産不況と貿易摩擦で弱り目に祟り目の中国経済
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
【中国の最新景気指標:成長率は緩減速だが、輸出受注は急減速】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
中国の最新景気指標:成長率は緩減速だが、輸出受注は急減速のレポート Topへ