- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 中国経済 >
- 中国の消費者物価:7月は前年同期比6.5%上昇、今後は低下の可能性大
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■見出し
・7月の消費者物価は更に上昇
・消費者物価は低下する可能性大
■introduction
中国国家統計局が8月9日に発表した7月の消費者物価は前年同月比6.5%の上昇となり、6月の同6.4%を0.1 ポイント上回り、3年1ヵ月ぶりの高水準に達した。前月比でみると、7月は0.5%の上昇となり6月の同0.3%を0.2 ポイント上回った(図表-1)。
図表-2に示した内訳をみると、7月の食品とエネルギーを除くコア部分の上昇率は前年同月比2.4%上昇で、6月の同2.5%を0.1 ポイント下回った。品目別にみると、中国の食卓には欠かせない豚肉価格が同56.7%上昇したことなどから食品の上昇率が引き続き高水準で推移、前年同月比では14.8%上昇で6月の同14.4%上昇を上回った。
また、消費品(モノ)とサービスの対比でみると、モノの価格上昇がサービスを上回り消費者物価上昇の牽引役となった。7月の消費品(モノ)は前年同月比7.6%上昇、6月の同7.4%上昇を上回り上昇傾向を続けているが、サービスは同3.7%上昇で6月の同4.0%上昇を下回っており、比較的落ち着いた上昇となっている。
(2011年08月11日「経済・金融フラッシュ」)
このレポートの関連カテゴリ
三尾 幸吉郎
三尾 幸吉郎のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/04/15 | 図表でみる世界の民主主義-日本の民主主義指数は上昇も、世界平均は低下。世界ではいったい何が起きているのか? | 三尾 幸吉郎 | 基礎研レター |
2024/12/16 | 図表でみる世界のGDP-日本が置かれている現状と世界のトレンド | 三尾 幸吉郎 | 基礎研レター |
2024/07/30 | 図表でみる世界の人口ピラミッド | 三尾 幸吉郎 | 基礎研レター |
2024/04/05 | 不動産バブルの日中比較と中国経済の展望 | 三尾 幸吉郎 | 基礎研マンスリー |
新着記事
-
2025年05月09日
ESGからサステナビリティへ~ESGは目的達成のための手段である~ -
2025年05月09日
減速に拍車がかかる米労働市場-足元は堅調維持もトランプ政権の高関税政策が継続する場合に大幅な減速は不可避 -
2025年05月09日
東京オフィス市場は賃料上昇率が拡大。J-REIT市場は需給改善で反発-不動産クォータリー・レビュー2025年第1四半期 -
2025年05月09日
なぜ韓国の政治家は“悲劇”を恐れず、最高権力を目指すのか? -
2025年05月09日
Investors Trading Trends in Japanese Stock Market:An Analysis for April 2025
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
【中国の消費者物価:7月は前年同期比6.5%上昇、今後は低下の可能性大】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
中国の消費者物価:7月は前年同期比6.5%上昇、今後は低下の可能性大のレポート Topへ