- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 日本経済 >
- 震災の影響から小売業販売額は急減~商業販売統計11年3月
■見出し
・小売業販売額は震災の影響から急減
・買いだめ需要からコンビニ堅調も百貨店は大幅悪化
■introduction
4月27日に経済産業省から公表された11年3月の商業販売統計速報によると、小売業販売額は前年比▲8.5%の11兆2460億円と、東日本大震災の影響から急
減した。季節調整済前月比でも▲7.8%の減少となった。
業種別でみると、消費マインドが急速に落ち込んだことに加え、サプライチェーンの寸断により、生産活動がストップした影響などから、自動車小売業が前年比▲32.8%、機械器具小売業は前年比▲17.2%の大幅減少となった。一方、燃料小売業は、ガソリン価格高騰に加え、震災直後、製油所が一時生産停止となったことを受けて、首都圏を中心にガソリンの買いだめがみられたことなどから前年比5.1%と7業種中唯一増加した。
寄与度別では、燃料小売業が小売業業販売額を0.5%押し上げたものの、自動車小売業が▲5.4%、機械器具小売業が▲1.1%、各種商品小売業が▲1.0%押し下げた。
このレポートの関連カテゴリ
桑畠 滋
研究・専門分野
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年05月14日
ダチョウとミーアキャットの間-好ましくない情報にはどう対処する? -
2024年05月14日
企業物価指数2024年4月~前年比上昇率は前月と変わらず。先行きは政策の影響を受けて上昇率が高まる見通し~ -
2024年05月14日
新築マンション市場の動向(首都圏2024年3月)~高値続きで郊外の供給増、マンションの競争力に注意 -
2024年05月14日
厚生年金適用拡大の新たな論点:年金と健保の連動とマルチワーカー~年金改革ウォッチ 2024年5月号 -
2024年05月14日
今週のレポート・コラムまとめ【5/7-5/13発行分】
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【震災の影響から小売業販売額は急減~商業販売統計11年3月】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
震災の影響から小売業販売額は急減~商業販売統計11年3月のレポート Topへ