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2010年11月26日
アイルランド危機の構図
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- アイルランドがEUとIMFの支援下に入ることになった。住宅バブル崩壊で深刻な打撃を受けたアイルランドの銀行のECBの資金供給依存度は著しく高まり、ECBが進める出口戦略の障害となることが支援要請を促す圧力となったように思われる。
- 2013年半ばの設立を目指すEUの恒久的危機管理メカニズム(欧州版IMF)における民間負担を巡る議論もユーロ圏周辺国への不安再燃の一因である。12月のEU首脳会議に向けて、再発防止策として不可欠と考える政策当局と市場の緊張は続きそうだ。
- アイルランド問題の今後の焦点はEU・IMFの支援条件であり、金融システム健全化策の内容が注目されよう。財政面ではアイルランド政府が24日に公表した4年で150億ユーロの財政赤字削減計画は大枠としては承認されるだろう。
- ポルトガルは、構造的低成長を打破するための構造改革、特に労働市場の改革が必要とされている。ポルトガルの銀行もECBの資金供給への依存度を高めており、金融環境や政治的背景を考えると、支援要請に追い込まれる可能性は排除できない。

(2010年11月26日「Weekly エコノミスト・レター」)
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