- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 米国経済 >
- 資金循環表に見る米国の景気実態
2010年10月22日
<資金循環動向の特徴>
- 2009年の国内借り入れの伸びは3%に低下したが、2010年に入り回復の動きを見せている。
- 部門別の金融バランスでは、家計部門の余剰が拡大した半面、政府部門の資金不足が顕著。特に連邦政府は景気対策で金融バランスが大幅に悪化。最大の資金不足部門として他部門の余剰資金を一手に吸収している。
- 家計部門は9四半期連続で負債が減少するなどバランスシート調整が進行中であるが、負債の減少は資産の下落率の1/3に留まり、バランスシート調整がしばらく持続しよう。
- 企業部門は、資本支出の回復が進行しており、資金余剰下にあるものの、2010年には市場借り入れが増加に転じている。
- 海外からのインフローは金融危機時に縮小後、経常赤字を上回るまでの回復を見せているが、海外向け預金等の増加により、海外部門の金融バランス余剰は縮小している。
(2010年10月22日「Weekly エコノミスト・レター」)
このレポートの関連カテゴリ
土肥原 晋
研究・専門分野
土肥原 晋のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2014/04/07 | 金融危機5周年、米経済に変革の兆し-シェールガス革命が復興の鍵に | 土肥原 晋 | 基礎研マンスリー |
2014/03/05 | 徐々に高まる成長ステージ、2015年本格回復を視野に | 土肥原 晋 | ニッセイ年金ストラテジー |
2014/02/25 | 金融危機5周年、米経済に変革の兆し-シェールガス革命が復興の鍵に | 土肥原 晋 | ニッセイ景況アンケート |
2014/02/21 | 寒波の影響色濃い米経済~金融政策はガイダンス変更に注目 | 土肥原 晋 | Weekly エコノミスト・レター |
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年07月26日
職場における温度、匂い、音等は、どういう人がシンドイと思っているのか -
2024年07月26日
米GDP(24年4-6月期)-前期比年率+2.8%と前期から大幅上昇、市場予想の+2.0%も大幅に上回る -
2024年07月26日
お金の流れでみる日本経済 -
2024年07月25日
消えた580兆円~住宅投資をしても残高の増加は限定的~日本の住宅投資はなぜ「資産化」しないのか~ -
2024年07月24日
中国経済の現状と注目点-好調は持続せず、不動産不況と貿易摩擦で弱り目に祟り目の中国経済
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
【資金循環表に見る米国の景気実態】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
資金循環表に見る米国の景気実態のレポート Topへ