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- 米4-6月期GDPは年率2.4%~設備投資急伸の一方、個人消費は低迷
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■見出し
・4-6月期GDPは、前期比年率2.4%と2四半期連続の減速:GDP速報値の概要
・需要項目別では、個人消費低迷の半面、企業活動の活発化が目を引く展開:需要項目別の動向は以下の通り
■introduction
米商務省が7月30日に発表した4-6月期実質GDP(速報値)は、2.4%(前期比年率:以下も同じ)と前1-3月期の成長率同3.7%(2.7%を上方修正)から低下、直前の市場予想(同2.5%)を若干下回った。需要項目別では、個人消費は同1.6%と伸び悩む一方、設備投資が同17.0%、住宅投資が同27.9%と急伸、また、在庫投資の寄与度が同1.05%とプラスに寄与する一方、純輸出の寄与度は同▲2.78%と大幅なマイナスとなった。
なお、年次改定により2007年以降のデータが改定されたが、実質GDPでは、2007年が2.1%→1.9%へ、2008年が0.4%→0.0%へ、2009年が▲2.4%→▲2.6%へといずれも下方修正された。ただし、直近の1-3月期は上記のように2.7%→3.7%へとやや大きく上方修正された。このため、政府筋では上半期の伸びを平均すれば悪い数値ではないとしているが、市場では、1-3月期の上方修正により4-6月期の減速方向が明確化されたとして、今後の減速への警戒を強めている。
(2010年08月02日「経済・金融フラッシュ」)
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土肥原 晋
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