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- 米国経済見通し~金融市場波乱も、回復基調を維持
2010年06月11日
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<米国経済の見通し>
- 米国経済では昨年10-12月期の成長率が前期比年率5.6%、1-3月期は同3.0%と3四半期連続のプラス成長となり、戦後最長のリセッション脱出を確かなものとした。
- 10-12月期成長率の過半は在庫投資によるもので、国内最終需要が低下するなど経済の実態は強いわけではなかったが、1-3月期は個人消費が同3.5%と伸長、GDPの7割を占める消費の回復により、改善方向への歩みを強めた。
- もっとも、消費を取り巻く環境を見ると、大規模な雇用減少の影響、家計のバランスシート調整の進行、資産価格目減りの影響、等が消費に抑制的に作用しており、個人消費の本格回復には、なお時間を要すると思われる。
- ギリシャ財政危機等による金融市場波乱の影響は、現時点では限定的と見られるが、更なる拡大が続けば、景気回復への悪影響を強める可能性が警戒されよう。
- 2010年の成長率は3.2%、2011年は3.0%の成長率が見込まれる。
(2010年06月11日「Weekly エコノミスト・レター」)
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