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- 米4月個人所得は堅調ながら、個人消費は伸び悩む
■見出し
・4月個人所得は堅調推移ながら、個人消費は前月比横ばいに:個人所得統計の概要
・前年比では可処分所得が個人消費を下支え~減税が効果を発揮か
・個人消費価格指数は、安定推移を持続
■introduction
名目個人所得は同0.4%となり、前月(同0.4%)、市場予測と同値、堅調な伸びを保った。賃金所得が同0.4%(3月同0.3%)と伸びを高め、配当収入は同4.1%と4ヵ月ぶりにプラスに転じた(図表1。以下特に断りのないものは名目ベース)。
社会保障給付等の移転所得は同▲0.2%と4ヵ月ぶりにマイナスに転じたものの、税支払いは同▲0.3%と6ヵ月ぶりのマイナスとなり、可処分所得では前月比0.5%(3月同0.4%)の増加となった。なお、移転所得のマイナスには、緊急失業手当の支給により3月の移転所得が前月比1.6%と急増した反動がある。
一方、4月の個人消費は、前月比0.0%と横ばい(3月は同0.6%)、7ヵ月ぶりの低い伸びに留まった。非耐久財を中心に財消費の伸び率が低下(3月同1.4%→同▲0.4%)したが、サービス消費は同0.2%と前月と同率だった。
なお、実質ベースの可処分所得は同0.5%(3月は同0.3%)、同個人消費は同0.0%(3月は同0.5%)となり、いずれも名目値と同率だった。
(2010年06月01日「経済・金融フラッシュ」)
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土肥原 晋
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