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- 商業販売統計09年12月~燃料小売業が1年3ヵ月ぶりの増加
■見出し
・燃料小売業が1年3ヵ月ぶりの増加
・スーパー、百貨店ともに減少幅が大きく縮小
■introduction
1月28日に経済産業省から公表された09年12月の商業販売統計速報によると、小売業販売額は前年比▲0.3%の12兆9950億円と、16ヵ月連続の減少となった。減少幅では前月から縮小したものの、季節調整済前月比では1.2%の減少となった。物価変動の影響を除いた実質値(当研究所試算値)では、前年比2.8%と、7ヵ月連続の増加となった。金額ベースでの落ち込みは、物価下落の影響を強く受けているものと考えられる。
業種別には、飲食料品小売業が前年比▲4.2%(11月:同▲4.1%)と大幅な減少が続いているものの、引き続き政策効果から自動車小売業が前年比14.3%(11月:同21.0%)と、高い伸びを維持したのに加え、ガソリン価格が上昇に転じたことから、燃料小売業が前年比9.0%(11月:同▲2.2%)と1年3ヵ月ぶりに増加した。寄与度別では、自動車小売業が1.3%、燃料小売業が0.9%小売業販売額を押し上げたのに対し、飲食料品小売業が▲1.4%、各種商品小売業が▲0.6%押し下げた。
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桑畠 滋
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