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- 地域経済報告(さくらレポート1月):差異がみられる地域ごとの景気判断
■見出し
・差異がみられる地域ごとの景気判断
・2010年3月の業況判断DI(全規模・全産業)は9地域中7地域で悪化見込
■introduction
日本銀行が1月18日に公表した「地域経済報告(さくらレポート)」によると、地域の景気動向について、「全ての地域が足もとの景気について持ち直している。」とし、前回(09年10月)の総括判断をやや上方修正した。
今回の総括判断では、「持ち直しの動きがみられる」とされた前回から、「持ち直している」へと修正されており、引き続き企業収益の低迷による設備投資の減少、厳しい雇用所得環境は続いているものの、政策効果による個人消費の回復、海外経済の改善などを背景とした生産の増加により、景気は回復基調にあることが示された。
地域ごとの景気判断では、4地域(関東甲信越、東海、近畿、九州・沖縄)の基調が上方修正となる一方、5地域(北海道、東北、北陸、中国、四国)の基調が変化なしとなり、全地域で上方修正となった前回、前々回と異なり、地域ごとの景況判断に差異がみられた。
(2010年01月19日「経済・金融フラッシュ」)
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