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- 米住宅市場の悪化深まる~主要住宅指標が、軒並み過去最低値を更新
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■見出し
・12月ケース・シラー20都市住宅価格指数は、前年比▲18.5%と下落幅を拡大
・1月中古住宅販売戸数は年率449万戸と、過去最低を更新
・1月新築住宅販売は、年率30.9万戸、前年比▲48.2%となり過去最低を更新
■introduction
米国では、先週発表の1月新規住宅着工件数が年率46.6万戸と過去最低値に落ち込む中、今週は住宅価格を含む一連の住宅指標が発表された。月例のケース・シラー住宅価格指数は、前年比で過去最大の落ち込みを更新し、販売面では、1月の中古販売戸数が再び過去最低値に落ち込み、新築販売戸数でも過去最低を更新するなど、底打ちの状況が見られない。大手金融機関の破綻・救済が続いた昨年9月金融危機以降、住宅価格の下落が続く中、株価急落や景気の冷え込み、雇用減の加速等もあって、住宅の買い手は様子見を強めている。最近では、住宅ローン金利の低下、高水準の住宅購入余裕度指数、政府の住宅購入刺激策等、住宅購入の条件が改善されつつあるだけに、信用不安の高まりによって引き締められた、金融機関の住宅ローンへの貸付緩和が待たれる状況と言えよう。
(2009年02月27日「経済・金融フラッシュ」)
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土肥原 晋
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