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- 2月米住宅関連指標には底打ち感見られず、調整持続の展開
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■見出し
・2月新築住宅販売が続落、13年ぶりの低水準へ
・2月中古住宅販売戸数は503万戸と、前月比+2.9%の予想外の回復
・2月住宅着工許可件数は、17年振りの100万戸割れに
・1月ケース・シラー(全米20都市)住宅価格指数は、前年比▲10.7%の下落
■introduction
米国では2月の一連の住宅指標が発表されたが、概ね、調整持続の展開となった。中古販売件数は前月比2.9%の増加となり、前月までの6ヵ月連続の減少を止めたものの、2月新築住宅販売は4ヵ月連続の減少、13年ぶりの低水準を記録した。中古販売件数も前月比で回復したといっても、前年同月比では▲23.8%と大幅な減少となる。また、両指標とも在庫は高水準にある。
こうした状況下では、住宅建設意欲は湧かない。先週発表の2月住宅着工件数は前月比▲0.6%と若干の減少に留まったが、先行指標となる住宅着工許可件数は同▲7.8%(年率97.8万戸)と急低下、約17年ぶりに100万戸の大台を割り込んだ。加えて、1月住宅価格指数も下げ足を速めており、米国の住宅市場は、サブプライム問題の深刻化による金融・信用市場の混乱が続く中、冷え込みを強める状況となっている。
(2008年03月27日「経済・金融フラッシュ」)
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土肥原 晋
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