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- 『定年前・定年後 新たな挑戦 「仕事・家庭・社会」』の出版について
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■introduction
ニッセイ基礎研究所(社長:竹原功)は、『定年前・定年後~新たな挑戦「仕事・家庭・社会」』を、朝日新聞社より出版いたしました。
ニッセイ基礎研究所では、1997年から2005年まで、隔年計5回にわたって、昭和8年(1933年)から昭和22年(1947年)生まれの男性を対象とした「中高年パネル調査(暮らしと生活設計に関する調査)」を実施してきました。調査対象者は1997年時点で50歳~64歳であり、まさに定年前後の年代にあたります。この調査の分析結果に、実際に定年を迎えた方々へのインタビュー調査の結果を加えて、男性の「定年前・定年後」の人生に光をあてた実践的なライフデザイン指南書を作ってみようと考え、本書の出版に至りました。
中高年パネル調査は、同じ調査対象者を追跡するという手法をとっているがゆえに、「定年前にどういう生活をしていた人が、定年後どうなっているか」、「定年後ハッピーに生活している人は、定年前どのような準備をしていたのか」といった実態を明らかにすることができます。中高年パネル調査を始めた時点では、こうした手法の調査事例はまだ稀でした。しかし、先行的に調査をスタートしたからこそ、折しも「2007年問題」として団塊世代の大量定年退職が社会問題化し、この調査に協力して下さった方々のうち、最年少の方がちょうど還暦を迎えるこの時期において、5回にわたる調査データの蓄積を、書籍としてまとめることができました。
本書では、定年前の読者に対しては、定年後という未知の生活を自分のこととして見つめながら、自分らしい生き方を考えるうえでのヒントを提供することができればと考えております。また、定年を既に経験された読者にとっても、他の男性たちが定年という変化をどう受け止め、定年後どのような生き方を選択しているかは、大いに関心のあるところだと思われます。本書では、定年後の読者にも、自身の定年前後の生活と照らし合わせながら興味深く読んで頂けるよう工夫を凝らしております。
(2007年10月05日「その他レポート」)
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