- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経営・ビジネス >
- 企業経営・産業政策 >
- 事業の証券化 (WBS)
■目次
1.ソフトバンクモバイルの資金調達
2.事業の証券化
3.おわりに
■introduction
2006年11月、ソフトバンクモバイル(旧ボーダフォン日本法人、SBMと略)は、同社の携帯電話事業により発生する将来キャッシュフローを裏付けとして、総額1兆4500億円におよぶローンとノートを発行した。ソフトバンクの全額出資子会社であるBBモバイルは2006年4月に旧ボーダフォンの買収資金として金融機関から1兆2800億円を短期借入していたが、SBMの調達資金を借入れて短期債務を返済したので、グループ全体としては、短期借入を最長13年の長期借入に切り替えたことになる。
このSBMの例のように、ある特定の事業が生み出す将来のキャッシュフローを裏付けとして証券を発行することを事業証券化(Whole Business Securitization、WBSと略)という。日本では2002年の熱海ビーチラインによる初のWBS以降も少しずつ証券化は行われてきたが、総発行額11兆円強(注1)という昨年度の証券化市場の中で、1件で1兆円を超すSBMの案件は群を抜いており、WBSに対する市場の注目度が一気に高まった。そこで、WBSの概要を紹介する。
室町 幸雄
研究・専門分野
ソーシャルメディア
新着記事
-
2022年08月09日
貸出・マネタリー統計(22年7月)~銀行貸出の伸びが急回復、投信の増勢強まる -
2022年08月09日
ASEANの貿易統計(8月号)~6月の輸出は域内向けを中心に好調持続、今後も供給制約の緩和により増加基調が続く -
2022年08月09日
金利上昇時の保険商品設計-アメリカでは金利リスク低減に向けてどういう工夫をしているか? -
2022年08月09日
つみたてNISAの利用状況~2021年は買付が増え、売却が減少~ -
2022年08月08日
景気ウォッチャー調査(22年7月)~新規感染者数急増で景況感は悪化。落ち込み幅は第6波よりも小さい
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2022年08月02日
News Release
-
2022年07月25日
News Release
-
2022年07月20日
News Release
【事業の証券化 (WBS)】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
事業の証券化 (WBS)のレポート Topへ