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- 米国経済見通し~回復に向うも、長期金利上昇の影響に注目
2007年06月15日
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<米国経済見通し>
- 1-3月期の実質GDPは、前期比年率+0.6%と大幅に下方修正された。ただし、1-3月期にGDPを押し下げた在庫投資や純輸出は今後の改善が見込まれるため、米景気は、1-3月期をボトムに反転に向かうと見られる。
- 一方、1-3月期の景気を一手に支えた個人消費は、消費環境の悪化により、今後の伸び悩みが想定される。住宅投資の調整も長引き、年内は成長率を抑制しよう。
- 金融政策では、FRBのインフレへの警戒が解けず、利下げの見方が後退している。また、債券市場では急速な金利上昇が見られ、更なる上昇となれば、冷え込みの続く住宅市場を始め、景気面への影響が注目される。
- 以上により、2007年の実質成長率は2.0%と低下するが、2008年は2.9%への回復が見込まれる。
(2007年06月15日「Weekly エコノミスト・レター」)
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