- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 米国経済 >
- 米国経済動向 ~堅調経済に原油・ガソリン価格高騰の重石
2005年08月19日
<米国経済の動き>
- 4-6月期GDPは、期前半へのソフトパッチのずれ込みにもかかわらず、期後半の消費の盛返しや設備投資の回復、純輸出の好転等から3.4%の底堅い伸びを見せた。
- 6月実施のGMによる自動車の社員販売価格の一般への適用は、7月以降は他の大手二社も加わり、9月初まで持続される。7月の自動車販売台数は急伸しており、7-9月期消費支出の上振れ要因となろう。
- 一方、堅調な景気・原油価格の高騰は、インフレリスクを高め、FRBは8/9のFOMCでFF金利の目標水準を3.5%に引上げた。昨年6月以降10度目の利上げとなるが、FRBは引続きインフレ圧力を懸念しており、今後も慎重なペースで利上げを続けよう。
- 長らく低水準にあった長期金利にも動意が見られる。長期金利の上昇となれば、消費押し上げ要因ともなってきた活況を呈する住宅市場や株式市場への影響も大きく、最高値の更新を続ける原油価格と共に、その動向が注目されよう。
このレポートの関連カテゴリ
土肥原 晋
研究・専門分野
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年04月18日
サイレントマジョリティ⇒MAGAで熱狂-米国大統領選挙でリベラルの逆サイレントマジョリティはあるか- -
2024年04月18日
「新築マンション価格指数」でみる東京23区のマンション市場動向【2023年】(1)~東京23区の新築マンション価格は前年比9%上昇。資産性を重視する傾向が強まり、都心は+13%上昇、タワーマンションは+12%上昇 -
2024年04月17日
IMF世界経済見通し-24年の見通しをやや上方修正 -
2024年04月17日
不透明感が高まる米国産LNG(液化天然ガス)輸入 -
2024年04月17日
英国雇用関連統計(24年3月)-失業率は増加し、雇用者数も減少
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【米国経済動向 ~堅調経済に原油・ガソリン価格高騰の重石】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
米国経済動向 ~堅調経済に原油・ガソリン価格高騰の重石のレポート Topへ