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- 米国経済動向 ~堅調経済に原油・ガソリン価格高騰の重石
2005年08月19日
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<米国経済の動き>
- 4-6月期GDPは、期前半へのソフトパッチのずれ込みにもかかわらず、期後半の消費の盛返しや設備投資の回復、純輸出の好転等から3.4%の底堅い伸びを見せた。
- 6月実施のGMによる自動車の社員販売価格の一般への適用は、7月以降は他の大手二社も加わり、9月初まで持続される。7月の自動車販売台数は急伸しており、7-9月期消費支出の上振れ要因となろう。
- 一方、堅調な景気・原油価格の高騰は、インフレリスクを高め、FRBは8/9のFOMCでFF金利の目標水準を3.5%に引上げた。昨年6月以降10度目の利上げとなるが、FRBは引続きインフレ圧力を懸念しており、今後も慎重なペースで利上げを続けよう。
- 長らく低水準にあった長期金利にも動意が見られる。長期金利の上昇となれば、消費押し上げ要因ともなってきた活況を呈する住宅市場や株式市場への影響も大きく、最高値の更新を続ける原油価格と共に、その動向が注目されよう。
(2005年08月19日「Weekly エコノミスト・レター」)
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